ホーチミン市での外国人の求職
外国人がホーチミン市で仕事を確保することは、母国で仕事を見つけることとはまったく異なる。まだ仕事が見つかってはいないものの将来性のある外国人、あるいは、より専門的な職を探している経験豊富な外国人かどうかに関わらず、おそらく下記が外国人が就けるいくつかのキャリアタイプ概要として役に立つであろう。
英語教師
ベトナムにいる外国人が就ける仕事で最も一般的な職業は、英語教職だ。第二言語としての英語 (ESL) として知られている。他のほとんどのアジア諸国と比べベトナムは、非常に近代的であり、世界志向だ。世界のエコシステムとどう適合するかを考えている。西洋の理想は多くの場合 (時には賢くは無いが)ステップとされ、「先進国」から輸出された概念を受け入れようする若年層が非常に多い国だ。故に英語教師、特にネイティブ・スピーカーの需要は高い。
しかし、英語を母国語としない者でも、ベトナム出身でない限り、ESL教育の仕事を確保する事に殆ど苦労はしない。つまり、単に外国人であることで遠回りし、そして恐らくは残念なことに、一部の外国人はこの事実を利用することで自分に合わない仕事に就く。もちろんサイゴンには、仕事を愛し、生徒を愛し、給与を稼ぐために十分勤勉に働き続けている英語教師もたくさんいる。しかし時にはその「外国人」に滑り落ちてしまう者も出て来る。
ESLの教職のもう1つの問題は、出世コースが限定されていることだ。前述のように、給与は悪くは無い。しかし、英語センターでは通常昇進は無い。一方でESLの仕事には大きな利点が1つある。旅行が許可されていることだ。英語のスキルは、ほぼ世界中で必要とされているので、英語を教える事がうまければ(または単に少しでも自分で英語を話すことが出来れば)、遠く広く旅しても、どこへ行っても仕事にありつける。
教える事以外での英語の仕事
外国人が就ける2つ目のタイプの仕事は、教育以外で英語を使う全ての仕事だ。例えば、大学で執筆作業に耽った西洋人は、多分サイゴンで企業ブロガー、或いはコピーライターとしての仕事を見つけるのに殆ど苦労しないだろう。何故ならば、同地では(ほどほどであったとしても)スキルのある英語ライターからの「供給」作品は、 英語圏の国よりもずっと少ないからだ。
こうした実用的な英語の仕事は地元企業からも寄せられることはあるが、非常に稀なケースであり、賃金は普通外国人が考えている額と比べてかなり低い傾向がある。ホーチミン市に支社を持つ国際的な企業が提供する仕事であればより頻度も多く、条件も確かに良い。企業が支払う金額はより多く、外国人にとってより快適な職場環境も提供される。
外国人感性の仕事
3つ目の外国人の仕事は、英語スキルは具体にそれ程必要とされないが「外国人感性」を求められるものだ。例えばデザインスタジオは、例えその仕事でのやり取りをオフィス全体で理解する為にベトナム語通訳が必要であったとしても外国人雇用を優先する場合がある。何故ならば、その通訳が厳密に正確でなかったとしても西洋人は美に対してより目利きがあるという認識があるからだ。他の例では品質管理がそれに当る。
欧米の企業やベトナムの高級市場に対応するベトナムの工場ではしばしば全製品が十分に作られているか出荷前に確認しようとして欧米の品質管理マネージャーを望む。ベトナム人は設計や品質管理などの職種では、これらの分野で欧米企業が醸し出すより大きな価値が所以で欧米人を望むのかも知れない。欧米製品のデザインは優れ、技術的に完璧であるとベトナム全土で知られているが、殆どのベトナム製品に同様のことは言えまい。こうした理由を職場における期待や規制ではなく、担当者の国籍に委ねるという事は近視眼的かも知れないが、それがこうした雇用選択の背景にある理論的根拠だ。
地元での上位職
外国人が就ける4番目のカテゴリーでこの4つの選択肢のなかで最も希少なものとしては、「昔からの仕事」が挙げられる。このタイプの職位は、その資格さえあればベトナム人の応募者も外国人応募者と同様に就く事も可能だが、多少後者に傾いた差別があるように見える。
昔からある仕事は殆ど全てベトナム人によって占められ、ベトナム語を流暢に話すことと、かなり安い賃金で働かねばならないということを知らなければならない。高い給料をもらえるのは高位職レベルのみであり、こうした幹部に支払われる莫大な給与が会社にとっては、必要に応じて個人的な通訳を雇う可能性にも繋がる。
最後に挙げる仕事については、直ぐそこで見つけることが出来る。求人サイトで簡単に見つけることが出来るが、通常同様の職種の企業で長年(多くの場8年以上)の経験、示せる実績、および関連の修学資格を必要とする。要するにそれらはより優れた者達で既に埋まっているのだ。
幸いにもホーチミン市の駐留外国人であれば、とても選択肢の多いキャリアがもたらされる。1つの職業選択の必要性が無くなるかもしれない。良くも悪くも我慢することだ。 だから同市の雇用市場に身を投じて先ず仕事を見つけ、それを出発点として受け入れることに躊躇してはいけない。遅かれ早かれ自分の道が切り開かれる可能性は非常に高い。
ホーチミン市での就職活動の支援材料として、ベトナムで人気の求人サイトをいくつか紹介しよう。注意して欲しいのは、これらのサイトにある仕事の殆どはここまで論じて来たローカルのハイレベルの仕事であり、ESLの仕事だ。コピーライティングなどのより専門的な仕事はもっと専門的なサイトに掲載される可能性が高い。
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*ホーチミンにオフィスはありません